ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

営業譲渡された某大規模小売店グループ

 近所の小さなスーパー*1の看板が、やや高級な部類のグループの商号に変わった話を書いたかもしれない。それが先月の話だ。

 そこに買い物にいくのは、この土曜が3回目で、その前の初回と2回目は、まあまあお客さんも入っていて商品の値段もだいたいお安めだった。3回目は、がらがら。トロピカーナのメロンブレンドが198円から228円に30円ぽーんと上がっていた。

 その店舗のもとのお客さんたちは、1965年から1975年にかけて結婚してそのあたりに住み着いた年季の入った主婦が4割、あと、少しずつ、結婚年10年ごとに主婦が積み増しされていく感じだろうか。つまり、半分ぐらいは年金暮らしで、住まいはマンションなどの持ち家半分、公団と都営を中心とする賃貸半分だから、世帯構成人数大人2人か3人で月の食費がときに6万円は超えても、なかなか8万円に届くことはない。ここは、株価3万円台の再来に取り残された土地柄なのである(以上、あくまで推測。)。

 そういう土地で、一箱が2000円を超える大きな葡萄が飛ぶように売れるかというと、これは難しい。葡萄の主たる生産地のひとつである山梨県では、すでに生産トン数において巨峰を抜いたシャインマスカット、それが稀にうちに届くと、おいしそう、でもお高いんでしょう、と小芝居をせずにはいられないのだが、そのシャインマスカットの大房が、この小さなスーパーでは、食べ頃を外れそうになっても果物の棚の真ん中に居場所を占めていた。

 すでに客足が遠のいてから旬日は経過したのだろうか、鮮魚売り場からめぼしい丸物の姿は消えていた。ほどほど高級店の看板はそのままに、地域の平均的購買力に合わせた品揃えをしたって、なにも恥ずかしいことはないんやで、と店長だかマネージャーにそっと囁きたいけど、なにも言わない言わない。

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やっとランベルマイユブレンドに手が伸びた。

 

*1:関東の一部でチェーン展開をしているグループに属していた