ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

カーリング女子チームが決勝進出だという

 日本時間で18日21時からの、北京オリンピックカーリング女子準決勝日本対スイスの試合をライブ映像で見た。第5エンドの多数得点や、先方に挽回されてからの粘り強い努力、最終エンドでの頑張り、どれもすてきだった。

 わたしは、実は長いことずっとカーリングが苦手で、それは、惰眠を貪っているところで、甲高い掛け声が何回も響き、眠りを破られるからであった。そこで寝ているわたしに落ち度はあっても、もとより氷上の戦士たちに罪はない。

 それが、数年間続いたが、いや、数年間続いたからこそ、だんだん心を改めて、ロコ・ソラーレを応援する気持ちが育っていった。人間は、慣れるものである。そして、ここにきて、17日の21時(同)からの予選最終戦で敗れた、完璧すぎる敵であるスイス・チームとの連日の戦いとあって、もう祈るような気持ちで試合を見守った。

 カーリングのシートは水平だが、ひとたびプレイヤーの手を離れたストーンは、基本的には下手に滑るだけで、よほどのことがない限り、上の手に戻ることはない。わたしは、この競技の試合を眺めるにつけ、映画の『落下の王国』を想起するのだが。

 カーリングは、人間が身体に叩き込んだ物理法則でもって戦うゲームで、そこには、身体能力の優越だけでは勝てない駆け引きの巧拙が介入する余地がある。

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ぽんかんの季節もそろそろおしまいですか。