ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『鎌倉殿の13人』第7回

 佐藤浩市さん演じる上総広常が、「上総介広常」と表記されることがあって、本姓は平氏としても紛らわしいと思っていた。いま、日本版ウィキペディアで見ると、どうやら上総の大部分を領していた房総平氏の惣領家の当主で、「上総権介」であったようだ。これまでとは桁違いの2万の兵を率いて頼朝に目通りをする際、わざと頼朝を待たせておいて遅参を詰られて叱責されたエピソードは、伸るか反るかの人物鑑定という感じで、命懸けでよいですね。「俺が付くほうが勝つ」と豪語した上総広常が頼朝の側に付いてしまったことで、平家の出先機関である大庭の一党はなんとなく危ない感じになってきたけど、梶原景時が石橋山の雨夜の山狩りの際に佐殿一行を見逃したことがリスクヘッジとして効いてくる、くるとも、きっと。

 一方、四郎時政は、佐殿に婿を見捨ててさっさと舟に乗って移動したことを咎められる。このときの流れからいうと、佐殿はさっさと舅を甲斐へ立たせて(もう夕刻なのに)、庭を掃いているのを見初めた亀を寝所に呼びたかっただけなのだろう。この亀の前は、政子のうわなり討ちの相手で、武家の娘であったはずなのに、房総の漁師の娘かつ妻で、佐殿のほうがまず亀の夫に夜襲を掛けられる。それでなぜか命拾いするのだから面白い。

 義時は、なんとなく広常に気に入られて、お小遣いもらってしまったですね。

 あとは、丹後局高階栄子の鈴木京香さんが袴を召していたかが気になりました。

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特殊相対性理論のアヒルさん。