ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『鎌倉殿の13人』第41回

 ある人の計算によると、和田合戦当時の巴御前の実年齢は、だいたい50代後半。このあと30年以上の時間を彼女は、木曽義仲和田義盛という傑出したふたりの夫の供養をしながら送っていったというけれど、それも気の毒なことだなあ。

 和田殿も三浦殿も、もちろん八田殿も、群像劇であるから、ふだんは身軽にひとりで現れて勝手にしゃべって消えていくだけだが、かれらの後ろには何百、何千もの家の子郎党が控えている。佐藤浩市さん演じる上総介は、動員兵力2万人の板東の雄で、その軍事力、経済力のゆえに大江殿に警戒され、頼朝の名を受けた梶原殿に謀殺された。その梶原殿も去り、比企、畠山、今回は遂に和田が鎌倉から一掃された。

 義時や義村は、北条が三浦を誅伐する地獄絵図をみることもなく世を去ることになるのかな。

 

 副音声で、「滅法、強い」と流れていて、笑った。大江殿のこと。