ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

長く寝ると疲れがとれると

 成人以後、だいたい5時間か6時間の睡眠時間で事足りていたつもりだった。それが変わったのは、ここ数年の傾向だ。病気のせいもあって、たとえば朝出掛けて夕方に帰宅する一日がかりの通院のあと、丸一日だらりとしてしまうようになり、もうそういうときは、はじめからなにもかもすっかり諦めて、早寝して長く眠り、翌日も必要最低限の家事だけして、隙あらば横になるようにしていた。

 すると、通院の翌々日には、生きる力というか、起きている力が戻ってくる。

 思えば、小6まで、21時に寝かされて、翌6時に起きる生活だった。毎日、9時間寝ていたのだ。それが中学に入り、家の人が皆寝たあとも、『平日は、学年プラス3時間は勉強しなさい。』という学校の指導で、4時間の家庭学習をするようになった。ふつうに考えると、そのままいけば高3では平日9時間の家庭学習で、寝る時間はどこに吹っ飛んだんだという感じだが、学校のみんなはいったいどうしていたのかなあ。

 勉強時間のことなんて、学校で話すことはなかった。

 とにかく、12歳ごろから、9時間寝ることはたえてなくなった。病気をするまで何十年も、5、6時間の睡眠時間で、とくに日中眠気も感じなかったようである。思春期に、自分の身体が強くなった覚えはないので、短い睡眠時間で疲労を感じないように、外部からあれやこれやの刺激が加わり、内部からこれやあれやの成分が分泌された結果としての覚醒時間の長期化だったのだろうが、どちらにせよ、身体にいいことはあまりないだろう。

 きのうも20時半に寝た。調べ物をしながら書字をしている人、王座戦の挑戦者決定準決勝戦生中継を見ている人など、家の中で起きている人はいたが、台所を片付けて歯も磨いたわたしは、寝台に上がって眠り始めてしまった。途中、何度か目を覚ましたが、朝の4時になるまで、よく寝ていたことです。

 

 岩本ナオさんの『マロニエ王国の七人の騎士』は、南にあるふたつの国のふるいふるい時代のお話に突入してようです。(わたしには)いまひとつ分かりづらかった、三柱の神様の生前のストーリーがこれから明かされていくのかな?