近所のCO・OPの店舗は、朝の9時に開く。この季節、自転車での買い出しは、なるべくなら涼しい時間帯に行って帰りたい。ということになると、朝か、さもなくば夜間。さいわい、そのCO・OPの店舗は、夜も8時半までは開いているらしい。ところが、夜間は、こちらの視力が危うい。夜、自転車に乗って公道上を走行した経験が、ここ1年に限っていえば、数回しかないのだ。そのうち一回は、無灯火のこども自転車に、「おばちゃん、はよ先いってぇ」と無邪気に煽られて、しかし進む先にはなぜか草むらしか見当たらず、途方に暮れたものだから。だから、自転車は、朝だけ。
9時に用事1を済ませ、用事2の調剤薬局でしばらくもたつき、CO・OPに着いたのは、9時を20分ほど回ったころだった。3週間ほど、CO・OPに来ていなかったのは、臀部の腫れ物に続いて、腎臓が弱って、家の中でふらふらしているのが関の山だったから。その後、腎臓は復調しつつあるけれど、考えてみれば、わたしがきりりしゃんと立ち働いていたことなど自分の記憶から掘り出そうとしても思い出せないので、わたしの不健康か健康かというのは、ふらふらの度が深いか浅いかの違いにすぎないのかもしれない。
ベランダ菜園にも葱と青紫蘇はあるけれど、無慈悲にざくざく刻んで量を恣にするほどの作付面積ではそもそもないので、久しぶりに葱の大束と無選別青紫蘇を買った。精肉や魚介は宅配のほうの生協さんにもってきてもらうので、わたしがこの2つめのCO・OPでおもに買うのは、野菜と蒲鉾とか竹輪など。それから、四種のベリーという冷凍食品を買って、低脂肪ヨーグルトに混ぜたりする。
新鮮な野菜を買い込んだので、にわかにセロトニンが分泌されて嬉しい気分で、それでものろのろと帰宅した。10時近くに、配達のほうの生協さんが来られるので、それに間に合わせるためだ。先週は、鼻先の差で間に合わなかった。今週はどうか。なんとか10分ほど早く、生協さんの配達を待ち受けるための時間が稼げた。
というわけで、金曜の10時過ぎには、抜け殻になっていることが多いです。週末だし。