ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

いろいろと、おもに食欲について省みた

 ステロイド剤の副反応は、体質や用量でさまざまな出方があるようだ。わたしは、高用量から中用量では、食欲が亢進し、とくに炭水化物と果実、これはよく分からないが葉物の野菜に執着する傾向があるようだ。だから、今回も、ずっと摂取してきた量の4倍近いステロイド剤をのむようになって、これはまた肥えるに違いないと覚悟していたら、別の仕組みが働いて、筋肉は落ちたし水気は多いしで、InBodyの結果は惨憺たるものだったけれども、体重だけは増えてはいなかった。

 いま、夏に増量したステロイド剤が、2段階で減らされて、やや遅れて、ごはんとおいも、りんごやみかんにぶどう、小松菜にキャベツをたくさん食べたいという欲が、日々身体を離れつつある。くすりの副反応でもたらされる食べたい欲は、労働や運動をしたあとにやってくる健康な食欲とは違って、わりと底知らずの本人でさえうんざりすることがある欲望のように思える。さすがに胃腸が受け付けないものまでは口にしないにしても、「これだけの量」を咀嚼して消化吸収して熱にして肉にして血にして、残りは排泄に回すぐらいなら、はなから食べずと保存食かなにかに変えてしまったほうが経済ではないかと思案するのもないわけではない。舌で味わって、胃袋で重みを確かめるまでが食事なので、そのあとの消化吸収以降は、食べたい欲にとっては傲岸にも附帯作業にすぎないらしい。

 とはいうものの、その欲も、れっきとしたわたしの一部分で。

ふたり分の朝食サンドイッチ