ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

「生うどん」という名の消費財がある

※ わたしの加入している生活クラブ生協さんでは、ふつうのうどんでも、「商品」ではなく、「消費財」と呼びます。

 

 生活クラブ生協さんの扱いの消費財のひとつ「生うどん」は、茹で時間を15分から20分、要求する。捏ねられて熟成された生うどんを多めの沸騰したお湯に投入して、中火で気長に茹でる。うちの台所は二口焜炉なので、あらかじめ麺つゆや他の副菜類は調製しておいて、もうひとつの焜炉で食中食後のお茶の湯をたっぷり沸かしながら調理器具の洗浄などしている。生うどんは、3人前で200円くらい、いわゆるうどん玉といわれる茹でうどん(茹で時間数分)と同じくらいの値段だ。それなのに、生うどんは、人を待たせる。伊勢うどんほどではないにせよ、生うどんを食べようという人は、うどんに待たされることになる、いやさ、もういっそのこと、うどんさまをお待ち申し上げているという気分になるのは、洗い物を終えて、うどんを入れるどんぶりを並べ終わったあとの数分間である。現実は、早送りが効かない。

 きのうの夜は、木の葉うどん。昆布を沈めて静かに煮た出汁に、ほんだし少々と薄口醤油少々を加えて、細い竹輪の残りと、カネテツデリカフーズさんの紅白かまぼこを薄く切ったものを一煮立ちさせた。紅白かまぼこ、128円という親しみやすいお値段です。これに生協さんお奨めのざくざく葱をたくさん。水気を切った生うどん、葱、お汁の上に、当たり白ごま、かつおぶし、七味で、わたしはお椀1杯しか食べなかったけど、それなりにおいしかったです。また食べよう。