ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

髪を整えてもらいに出掛けた

 家族のある者は、毎月の美容室代に日本円で5桁に届く額を支出する。洗ってカットして染めて乾かして整えてという過程で、100分か120分かの時間、比較的繁華な場所に出されている店の椅子の占有し、国家資格をもつスタッフの労働力技術力を独占するのだから、それでも取り立てて高額であるというべきではないだろう。

 今回、わたしは、自分のセルフカットの跡を整えてもらいたいだけなので、できれば近所の簡易理容で10分間程度で済ませてもらえればいいと軽く考えていた。シャンプーなしの顔剃りがついて20分で2000円程度のコースがあるので、それでいいかと。そして、開店してすぐに店を外から覗いてみたら、すでに順番待ちの人が10人ほどいた。一方、並んだ鏡の前で立ち働く技術者は、わずか2名。これから時間が経つにつれて増えるにしても、鏡の盤面からしてあとせいぜい2名くらいしか増えそうにない。それは、さすがに待てない。

 あきらめてすぐそばの同様の美容室のドアを開けた。こちらは待ちが1名。番号札を渡されて待っている間にちらほらとお客さんが増えてくる。理容のほうは男性が、こちらはだいたいは女性が主たるお客さんのようで、たぶん女の人は、朝食の後片付けや軽い掃除を済ませて、化粧を含む身支度をしてからお店にくるので開店即ラッシュという事態は起こりにくいのだろうと思った。

 まもなくわたしの順番がきて、15分ほどかけてきれいめのボブにされた。ボブ。

 ブログの過去ログを見るに、2015年から蜿々と、「八重葎」あるいは「たぬき」と呼んで、わたしは、髪の毛の絡まりを内心苦にし続けてきたけれど、きょう仕上げてもらった短めのボブには、少しもその絡まりが観測できない。これはじつに気楽なことだ。

 

 

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