ほぼ日で売り出されていた清澄白河の自転車屋さんの20インチの自転車、とてもすてきだった。わたしは、ネットでスチールを観て、それから動画を何回か眺めたけれども、あの自転車のペダルを自分の足で踏んで、たとえば錦糸町の駅からすみだ水族館のある東京スカイツリーの下を通って浅草方面に抜け、そこから末広町を通って神田まで走ることを考えるだけで、気持ちが清々する。クロームとモリブデンの合金でフレームが形成されているので、見た目も美しいのだ。
さて、昨秋、わたしが二十数年ぶりに乗ることになった自転車は、P社製のアルミフレームで、だから、強度を確保するために太いボディで、しっかりした電動アシスト機能が搭載されている。ここは東京の下町とは異なり、丘陵地というかもっとはっきりいえば山ぎわなので、脚力と心肺能力の衰えたわたしにはアシスト機能はなくてはならない。とはいうものの、乗り始めてしばらくの間は、漕ぎ始めの制御できなさ感に怯えていた。初速が大きいのだ。
きょうは日曜日で、だから朝のうちは車道が幾分空いていたので、いつもの歩道ではなく、車の通るほうの端を少し走ってみた。調剤薬局に寄って、9時に開店する大規模小売店舗で巻き寿司とおいなりなどを買った。一日机に向かう予定だったので、お昼ごはんの中心は、それらの寿司だ。宅配の銀のさらの巻き寿司は上品でおいしいが、ほぼ同じ量で価格が3分の1の店売りの巻き寿司にも、また別のおいしさがある。
それにしても、今朝は、なんていいお天気だったことでしょう。
