ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

暑熱順化していたとしても/祇園さん復習授業

 「あついあついじゅんばんにばける」とは、夏のはじめに夫がわたしに度々いってきかせたことであるが、あれから3週間以上経つけれど、暑さが衰える兆しは一向にみえない。

 きのうの昼は、吉野家のデリバリー、夜は、大阪王将の出前だった。きょうの昼は、イオンの惣菜売り場の助六、夜は、トマトを切って冷や麦を茹でた。ほんとうは、鶏天でも中津風からあげでもない、わたしがこどものころに千円札を握りしめておつかいで買っていた養鶏場直営の食堂のからあげを作りたかったけれど、あまりの暑さに末梢、つまり手足の指のあたりが痺れるくらいくたびれたので、机に向かってする仕事と、アイロン掛けしかしなかった。

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 林遣都の幸太郎くんが今回出番が少なかったなと残念に思っていたけれど、少し考えてみると、彼は、大河ドラマ『いだてん』水泳編に出ているので、こちらでの出番が少なくなるのは仕方のないことだった。陶芸家見習いの釉子さんは、もとは相楽樹さんだったが、今回から吉岡里穂さんに変わった。どちらも好きよ。パン屋修業の趣里さんも、農家見習いの毎熊克哉さんも、いい。もちろん板前見習の矢本悠馬さんは、安定の芸達者ぶりだった。

 今回は、わたしたちが今年の7月14日から17日まで京都に滞在している間に見物させていただいた、祇園さんの前祭の仕度について、詳しく2時間たっぷりドラマ仕立てで観られた。宵山に幸せそうに漫ろ歩くカップルを何百組もみたし、人待ち顔の若い男や女の内心の揺らぎが山や鉾、闇に浮かぶ光の群れや賑やかで寂しい音の重なりと同期して、こちらも心持ち上気した顔でいろんな通りを歩いた。特に京都にゆかりのない「よそさん」としては、もう十分に堪能したといっていいだろう。

 宿泊していたホテルが新町通六角下ルのあたりだったので、後祭の山もすぐそばにふたつほどあった。会所を維持して毎年のお祭りを盛り上げるために、各町の世話役の方、お囃子や作事に携わる方、粽の仕上げやお渡しに関わる皆さん、町の清掃や給水に関わる皆さんなど、本業のお仕事や学業の傍ら、とても大変だろう。毎年お祭りに行けるわけではないけれど、これからずっと七月は祇園さんのことを思って過ごしていけそうです。

 

SOSの猿 (中公文庫)
 

 

 

いとも優雅な意地悪の教本 (集英社新書)
 

  それは意地悪じゃなくてむしろ親切ではなかろうか、と、この本に出てくる実例ごとに思うということは、わたしが優雅さはともかく、かなり意地悪さをもったホモサピエンスである証左なのだろうか。はて。