ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

わたしも赤紫蘇シロップを作ってみた

 ときどき立ち寄るCO・OPの店舗に赤紫蘇の袋詰めがあった。量目にして、約300g。赤紫蘇は、いまの時期、本来は梅干しを漬けるために店にあるが、これを煮てエキスを取り、白砂糖を加えて煮詰めて、レモン汁で戻して赤紫蘇シロップにすることもできる。できあがった赤紫蘇シロップは、炭酸水で割って飲料にしたり、かき氷の上に掛けたりする。

 初回は、10日ほど前に家族が作ったので、2回目は、わたしが作ってみることにした。まず、赤紫蘇を洗って、緑の茎の部分を取り除く。『ダウントン・アビー』の2022年の劇場版の録画があったので、それを流しながら作業を進める。劇場版としては第2作めにあたる本作では、微妙に役者さんが交代したような、それとも単なる加齢による変化のような妖しさで、前伯爵夫人のヴァイオレット様だけが常に変わらずお美しい。今回のことの起こりは、1864年前後のヴァイオレット様の牧歌的な休暇に端を発していて、ドラマの本編では、ロシアの亡命貴族、それもかなり高位の公爵かなにかともあれこれあったヴァイオレット様であるけれども、今回もお相手はフランスの侯爵だった。

 それを横目で眺めながら、紫蘇の下拵えはなんとか終わった。これを2000mlの沸騰したお湯に投じ、5分間茹でる。そのあと葉を取り除き、液を漉して(やけどに注意)、こんどは600gの上白糖を加えて30分煮る、とクラシルさんのサイトでは教えてくれているけれど、うちはこういうことに掛けては慎重派なので、砂糖を焦がして失わないように、やや弱火で1時間15分ほど掛けて煮詰めた。その煮汁が冷めてから、レモン汁を90ml加えて鮮やかな夜明けの色に水色を戻すわけだけど、今回なぜか130ml入れることになった。まあ、おもに飲む人の好みでいいでしょう。わたしは、まずは、作ってみたかっただけだから。

 でも、赤紫蘇シロップをかき氷に掛けたのは、たしかにおいしい。