ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

病院行ったら帰らにゃならぬ

 9月も末なのに、朝から蒸し暑かった。南風に乗って湿った空気が吹き付けてくる大通りで、わたしは病院に向かうバスを待っていて、かなり強い尿意をこらえていた。毎回、病院に着くとたいていすぐに採尿をするけれど、かつてのわたしは夏場はとくに尿を取りづらかった。服薬の関係かなにかで病院に着くまでの小一時間で身体が干上がってしまい、25mlさえ取りづらかった。それがここにきて、意識的に麦茶を常飲するようになり、水のめぐりがけっこう楽になった。とはいえ、病院は目前。できればそのまま検体込みの身体をバスで運んでしまいたい。でも、平日の午前の東大路なのに、なかなか目当ての市バスは来ない。比叡山口行きの別会社のバスは来るのに。

 病院で、採血採尿を終えたあと、おむすびを食べた。いつもは、昆布やおかかだけど、紅鮭というのを買ってみた。昆布などが120円なのに対して、紅鮭は175円もする。まあ、紅鮭だものな、食べている間の上から見たビジュアルも個人的にはなかなかだと思うし、旨いなとか思いながら、食べる。食後、作業の資料をiPhoneに送っておいたのを読みながら、だんだんと眠くなり、ふたつめの診察の前には、人も少なくなった待合室で薄いリネンのストールに顔を埋めて丸くなって本格的に眠ってしまっていた。

 気温が高いままなのに、エアコンの設定が緩くなっているのか、きょうの院内、いささか暑かったような気がする。診察や会計を終え、もはやそれに固定しそうな勢いのルートで帰宅。出町柳をチェックポイントにしているのは、ひとえに志津屋さんのスタンドで好きなパンを買えるからだけど。家で作るパンはハードクラストが多いのに、外で買い求めるのは、ふわふわに膨らんだあんパン。とくに志津屋さんの白あんは、毎回、結局、自分で食べてしまうすばらしさ。

 でも、そろそろステロイド増量が連れてきた食欲亢進とも手を切らねば。

中央部は丸くしないでひたすら往復して埋めることにした