ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

夏は終わってもよし

 少し不眠気味なので怪獣裁縫が進んだ。表ガーゼ裏パイルのそれでも薄手のタオルはわたしの好物なのだが、いつかは通常はガーゼの面から綻びが生じる。フェイスタオルなら半分にきって簡単に縫い合わせ、床を拭く雑巾にしていたが、今回は執念深く縫ってみることにした。

ちょっと持ち重りがする感じ

 最初のうちはぐるぐる回しながら縫っていた。それがだんだん内側に詰まってくると、意識的に針目を小さくしていったこともあり、運針ごとに布地を引っ張る圧力に中央付近の綻びが堪えきれず、どんどん解れていった。だから、真ん中のほうは、ひたすら往復運動で、わりと退屈した。連日の製パンと洗い物、そして太い刺し子針の頭を押し出す作業で、怪獣の右手人差し指の皮膚はずいぶん薄くなった。

 たのしい附録の晩夏の作業だった。製パンも、裁縫も。