4日水曜に、Amazon Prime Videoでレンタルした。500円だった。王座戦第一局が終わった後からの視聴開始になったので、一旦寝てしまっていたわたしも食堂までぞろりと起きていって観た。食堂にはソファがないので、途中から肘掛け付き安楽椅子に移って、近年稀にみる眠気との戦いに押し勝って、どうにか終いまで。
陰陽寮の学生である安倍晴明は、27才。彼と知り合い、やがて友のようなものになる中務大輔の源博雅は、醍醐天皇の孫で、だいたい30才。というのは、「この年」、すなわち天暦4年（848年）の末に、博雅の9才下の従妹である、のちに斎宮女御と呼ばれる女王が20才で入内しているから。
ところで、物語中、「蔵人所陰陽師」というポストが紹介され、それは陰陽寮から独立した陰陽師として唯一昇殿を許された帝直属の機関としての術者であるとのことで（『中右記』に言及があるとか。）、すでに陰陽頭である70才が、さらに一刻みの栄達をと望む姿が描かれている。
あまり筋とは関係ないけど、板垣李光人さん演じる村上天皇がきれいだねえほんとにきれいだねえと感嘆しながら観たことです。民部公子（『青天を衝け』）、井伊直政（『どうする家康』）ときて、村上天皇ですか。なるほど。
再生開始から48時間は観られるので、あとできちんと目覚めた頭でもう一回、鑑賞しよう。何ヶ月か待っていたら、WOWOWで放送されて、そのとき録画できるだろう。
