先日、いただいた及源さんのダッチオーブンのシーズニングを行う。外周に錆が浮いた場合などに布で擦って落とすためのショートニング(買ってきてもらった)は、製パン材料の棚にあったという。それから、MUJIで新しいたわしを購入。古いのは、シンクの掃除専用になってしまったので。
さて。
蓋もフライパンとして使えるというので、身と蓋を二口焜炉に並べて同時進行でシーズニングしていくことにする。
まず、水洗い。水気を拭いて、弱火から中火で鍋を乾かしながら温める。その間に白菜の外葉を洗って水気を切り、細めにカット。鍋の身と蓋が十分に温まったら、底面に回る程度に食用油を引く。蓋の方は若干窪んでいるから、油が多めに入ったので、身のほうに回す。
そこに先ほどカットした白菜の外葉を入れて、3分ほど炒める。焜炉の火は小さいにも関わらず、鍋肌が全体に温まっているので、すぐにしなしなになる。炒め終わったら、白菜を除いて、鍋の身と蓋が冷めるまで待つ。
最後にもう一度たわしを使って水洗いをしたら、焜炉に掛けて水気が飛ぶまで温める。
鉄の調理器具のシーズニングなんて、鉄製の中華鍋とかフライパンでしかした記憶がなくて、それもかぎりなく平成初期に近い時期のことですっかり忘れていた。
炊飯をするときは、鍋肌に染みついた油分をお湯で流してから炊き始めたほうがよいというアドバイスをネット上の先達の発言から拾いました。というか、蒸気が出にくい重い蓋の鍋で内部の様子を想像しつつ、わたし、ごはんが炊けるんだろうか。
諏訪緑さんのシリーズを思い出しました。