ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

ビーフシチューの作り方を忘れた

 クリスマスイブなのでビーフシチューを炊こうと思った。そのため、数日前に、イオンのグリーン・アイというタスマニアビーフの脛肉を300gほど買っていた。それに玉葱、人参、蓮根、椎茸を一緒に煮込んで、最後の30分に男爵芋も煮込んだ。秋に買った明治屋のドミグラスソースの缶詰があったので、赤ワインはなくとも味は大丈夫だと油断していたら、煮詰めるのが間に合わないというか、水の量がドミグラスソースの量に比較して圧倒的に多くて、いつまで経ってもビーフシチューらしくならない。土鍋で煮ては火を止め、また煮込んで、と半日以上煮ているのに、一向にとろりとしない。この上は、カゴメの基本のトマトソース缶を参加させようかと悲壮な決意を抱いた直後、やっと汁に厚みが出てきた。

 ところが、わたしは、せっかく煮込んだ牛脛肉をそれほど食べられなかった。胃が受け付けないだろうなとその時点で感じていたので、肉には手を出さなかったのだが、はたしてその予感は残念ながら的中して、未明から、胃、小腸、大腸と順調に痛みが降りてきたので(中略)、情けなさを抱きしめて、クリスマスは正午まで安静にしていた。いや、本当のところ、お腹をぐるぐる巻きにして気絶するように眠っていたのだった。昨夜からぐっと冷え込んだのもけっして無関係でないだろう。

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自分の腹巻きにはあまりにかわいくて使えない

  ふだん、大概の腹痛は、ハラを痛みごと抱え込むようにして眠ってしまって、朝にはけろりとしているけれど、今回は重かった。まず、食べたものが胃にある時点で、処理できませんとシグナルを関知するレベルだったから、いろいろ割り切って辛抱した。まるで、からだを人質に取られてあれこれ要求されてそのたびなんとか按配しているかのような今回の不具合だった。