ふだんは碌に歩かないのに、こともあろうに病院に行く日に限って、かなりの歩数を稼いであとでぐったりと萎れる。いいかえれば通院日くらいしか、まとまった距離を自分の足で歩かない。いまは。
朝。地下鉄の駅まで歩く。そこからしばらく電車に揺られて、着いた駅から病院まではタクシーを奢った。もっているぬしが病院のなかであちらこちらと歩き回るので、ガラホの歩数計はいたずらに数を重ねていく。帰り道も、それほど寄り道をせずに、わりとまっすぐ帰宅したつもりなのに、行って戻って進んで回って、調剤薬局経由で帰宅してみたら、7300歩ほど歩いたことになっていた。
やっと件の電動アシスト付き自転車にどうにか乗れるようになったので、自分の足で歩くことを疎かにしていた。そのツケを支払うのは、明日の朝の筋肉痛のわたしだろう。
