ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

ジャム・ヨーグルト・チャパタ

 今年の新しいりんごの箱の、最後の1個を冷蔵庫にしまっていた。ひんやりと冷えたそれを夜の台所に取り出して、そのまま食べるかそれともジャムにするかしばらく迷って、四つ切りにして芯だけ取って銀杏に切って、電気圧力鍋でジャムにした。りんごの食べる部分の重さは300gで、だから加える砂糖の総量は60gで、この半量をまずは銀杏にしたりんごに混ぜて汁を出させる。15分置いて、柑橘の汁を混ぜ(すだちを1つ絞った。)、電気圧力鍋で5分程度加圧して、自然に蒸気が抜けるのを待つ。蓋が開けられるようになったら、残りの砂糖を混ぜる。

 このジャムは、400gのヨーグルトの空容器を洗って取ってあったのに入れて、さっさと食べる。このごろ加糖された小さなヨーグルトではなく、脂肪と糖分を含まない大きなパッケージのヨーグルトを買うようにしているので、それを幾掬いかずつ、ガラスの容器に取り分けた上に、りんごのジャムをぼとりと落とす。あとはおのおの好きに食べているようだ。わたしは、容器に残ったヨーグルトをすべて食べるので、そこにジャムを少し添える。くすりで胃が軋んで朝のうちは食欲がないけど、夜になれば、ヨーグルトの150gぐらいはぺろりと平らげられるようになる。

 きょうは、トップバリュのいちばん安い強力粉を使って、チャパタを作った。粉や油脂などの配合は、ドライイーストの箱にプリントされているレシピを参考にした。13年か14年前、Panasonicのホームベーカリーを買って、ホシノ酵母などを使って、冬場でも国産強力粉をがんばって膨らまそうとしていたことをかすかに思い出す。いまはとにかく手が粉とまた和解して仲良しになれるか、粉を捏ねる感覚を取り戻す段階なので、誠実な態度で叩いて捏ねる。そう、粉250gに水気180mlというのが、たいていの場合のわたしの好みだった。

 できあがったチャパタは、お供えにしたり、りんごのジャムを添えてふだんは食べない大人のおやつにしたりした。旨かった。