ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

車椅子を押して往復2キロほど

 自宅からそれほど遠くはない総合病院まで、同居の後期高齢者の付添いとして、車椅子の動力の驢馬として。途中不可避の砂利道があるわけでなし、また、北風こそあれど晴れていたので、それほどきつくはない筈だけど、とにかく空気が乾燥していて喉が渇く。それから、同じ向き、対向の歩行の人、自転車の人、停車して荷物配達のため路肩に停車中の宅配会社の車に注意を払いつつ、驢馬より位置的に先行する座乗の年寄りに怪我のないよう、これでも細心の注意を払って運行しているのだが、路面はまったくフラットではないので、身体よりも脳が先に疲れる。

 座乗の人より高い位置に目があって、視界が広くとれる付添いが歩道を通るのにこれだけくたびれるのだから、自分で車椅子を操作して外の世界と対峙する車椅子ユーザーの苦労と覚悟は、いかばかりか。

 帰宅してから、用意してあった飯を炊いて、家族が用意してくれたお刺身と、簡単な炒めに出来合いのひじき煮で夕食にした。旧いバージョンの銀河英雄伝説では、ラインハルトが妻や姉や部下らに見守られて亡くなった。のちに皇帝病と名付けられた彼の病気は、膠原病の一種だという。銀河系一体に人類が伝播すうおよそ1000年程度の間、コラーゲンの研究を後回しにしていたのだとしたら、なんだかなあという気分になる。

 ところで、わたしの身体のほうは、やっと筋肉の使い方に慣れてきたようで、昨夜は足も攣らなければ、朝起きて筋肉痛にもほとんどなっていなかった。ただし、腰回りの一部を除いては。

 

 

 学生のころ、杉田敏先生のビジネス英語、ラジオで聴いていた。