ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

スパゲティナポリタンを作ってもらった

 中学のころ、田舎の国道沿いのドライブインの看板メニューのひとつが「ナポリタン」だった。半生の麺、ソーセージ、ピーマン、玉葱が強火で炒め付けられ、それにたまに店の裏手の畑からもいでこられた茄子や葱などが加えられて、最後にケチャップが多めに、ほとんど投げ込まれる。常温で保存されているパルメザンチーズには手を出さないほうがいいけれど、タバスコはたぶん大丈夫といわれていた。そのエピソードから、うちではケチャップ大優勢のナポリタンのことを「不良のナポリタン」と呼ぶことがある。

 火曜日に作ってもらったのは、それほどケチャップは優勢ではなく、ソーセージと玉葱とピーマンの入った、いかにもご家庭のナポリタンだった。それでも、十分、ありがたかった。