ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

一寝入りして起きたらもっと酢の効いためしが

 これは、ある種の欲望のはなし。

 水曜は、朝から、『降るかな?』という雲行きで、後期高齢者と一緒に近所の大病院へ。ここでいつもの内科の検体採取と診察を受ける前に、初診は当日受付のみの整形外科に。検体採取、整形外科の診察、レントゲン撮影、もう一回整形外科、最後に内科の診察の順で、歩けないこともないけれど継続しての歩行はきつい後期高齢者を病院の車椅子を借りて、院内をあちこち連れ回す。わたしが脚を負傷しているせいもあって、結果的に家族総出で。

 昼前に帰宅したけれど、お豆腐汁を拵えて、くら寿司さんの配達を待つ。だいたい1人前1000円で、10貫の寿司が届く。鮪とサーモンは、ひとり2貫宛てで、その他のねたも若干薄いのを気にしなければごくふつうだ。宅配エリア内で類似サービスを提供するGが何かと使いづらいので、今回、帰りの車に乗る前に、くら寿司さんにひるめしをオーダーしたのだ。

 食後、風呂に入って昼寝に入った。ほかの家族にサポートさせてもなお、筋肉が疲れやすいので、外出のあとは眠ってしまうのがいちばん手軽な回復手段なのだ。夢の中で、マイルドでやさしいくら寿司さんの酢飯を思い出し、夕飯なんにしようと考えて、もうみんな疲れているだろうから、このままなにも食べずに朝まで眠ろう、などと夢想しつつ、15時過ぎにやっと目を覚ました。いや、自分はともかく、ほかの家族は夕食食べないわけにはいかないだろう。

 同じ台所に立つなら、昼に食べたのよりもう少し、酢のきついめしを食べたい。どうやらそういう歪んだ欲をその日の午睡は育ててしまったらしい。

 米1合5勺を炊いて、ボウルに移し、りんご酢90cc、素精糖大さじ1、塩若干のすし酢、当たり胡麻と合わせて、そのボウルに蓋をして馴染ませた。酢が多いので、最初はどぼどぼが過ぎるように見えるけれども、めしがちゃんと吸いきってくれるので、たぶん平気。そのあと、青紫蘇をたくさん繊切りにして、半解凍した戻り鰹の叩きをくら寿司さんのねたのさらに3分の1の薄さにおろして、ヅケ液に馴染ませて冷蔵庫で小一時間。

 昼に出前館経由のにぎり鮨で、夜に自家製の皿寿司が出てきても、もともと魚好きの家族はなにも言わない。油揚げ、しめじ、人参、大根、蒟蒻、豚肉に刻み葱の、澄ましの豚汁と一緒に、めずらしくわたしも夕食をフルで食べた。

 そうそう、ピーマンの葉のお浸し、削り節と合わせたら、おいしかったですよ。聞くところによると、獅子唐などの葉も茹でて食べることもあるらしい。

ハンドピックしたり焙煎したりたのしそう

 漫画でみたけど、焙煎時にコーヒー豆の外皮が派手に飛んだりしないのかな。