数年前の秋の午後、日比谷図書館で福岡伸一先生の特別講義を聴講したときに、先生は、かの動的平衡について触れられ、ひとつの生命が不可逆的に滅びに向かいつつも新しい細胞を作り出して状況の改善を働きかけるさまについて語られた。生物の営為が、その種の希望に彩られながらやがて終わりを迎えるのならば、そこにあるのは絶望ばかりではないと感じられた時間だった。
20日火曜には、かねてより、近所の総合病院に行って用事をして帰ってという予定があった。午後からの約束だったので、午前中に手早く片付けて、午後は眠って筋肉の修復を図るというわけにもいかず、少々苦しむ。そうしていたら、出掛ける直前に、先月書いたキャンプに関するエントリが賞をいただいていたのに気付いて、かなりなぐさめられた。この年になると、人から褒められることはめったにないもの。ありがとうございました。
ポストクロッシングでは、今朝、少し気合いをいれて3通のはがきを仕上げて投函した。固有のシリアルナンバーと宛先のアドレスを印刷してははがきに貼り付けているのだけど、表面に糊が残らない貼り方を模索した結果、もっともプリミティブなツールに戻ることになった。澱粉糊です。
幼稚園や小学校で、糊使いたい放題だったころを思い出すパッケージだった。