長く眠ったあとで、また寝坊するくらいよく眠るのは、なにかと内向きになっているからだろう。そうだ、そうに違いない。
世の中は、東日本大震災の発生から10年ということで、COVID-19の感染拡大がまだ終息していないのにも関わらず、あちらこちらで祈念の催しが行われていたようだ。疫病が蔓延していても、魂鎮めは大切な事柄なので、それに参加した人も報道を通じて知った人も、思うこころに大きな差はなかったことだろう。
10年前、10+n階のうちは、かなり勢いよく揺れて、テレビは倒れて、食器がたくさん落ちて割れた。NHKのラジオ第1放送を聴きながら、iPadのツイッターで連絡をとった。都市ガスが大きな揺れのときは一旦各戸落ちてしまうのを知らずに、夜になってからカセットコンロでラーメンを煮た。
— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2021年3月11日
毎年、この時期になると同じようなことをツイートしているかもしれない。農家の人が野外で作業をしながらでも聴ける大きなラジオと、iPad、そしてルーターを資料が落ちてきてぐしゃぐさになった机周りから引っ張り出して、とにかく割れた食器の片付けを最優先にしたのだった。
そうしてしばらくしたら、なんとネットスーパーの配達の方が「お約束の時刻ですから」ということで、食料を配達してくださった。なんともありがたいことである。その翌日、階下の米屋さんにいつもの米を取りにいったとき、ふと思いついて、もしかしたらいつもより多めに精米しておいたほうがいいかもしれない、と言った。店のおじさんは、そんなことあるかねえと首を捻っていたが、数日経ってその店の横を通り過ぎるとき、米を買うために精米待ちの人が7、8人ほど列を作っていた。その現象は、数週間続いた。近所のイオンから一時的にいろんな物資が消えていた。
磯谷友紀さんの、『ながたんと青と -いちかの料理帖-』第6巻、読了しました。空襲で親御さんを亡くし、京都の料亭の若夫婦の養子になっていた道哉くんが兄姉らと再会する機会があって、という展開に、前巻の妹夫婦の駆け落ち譚以上の物語の広がりを感じました。大好きです。
— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2021年3月12日
朝食 パン、ヨーグルト、コーヒー
昼食 ツナパン、たらこパン、甘夏
夕食 カツ丼
デリバリー元のお店がサービスで大きいカツにしてくれていたので、ありがたく食べられるだけ食べて、それ以上は家族に食べて貰った。