ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

『お嬢さん』

 ここに、実の親が何らかの事情で手放した乳飲み子を闇で金持ちのうちに売るような稼業の養母に育てられた娘がいる。実の母親は、何百回も窃盗を繰り返して、最後の一回で逮捕されて縛り首にされた。縛り首になる前に子供を、つまりその娘を産むことができてよかった、と笑いながら処刑されたと養母に聞かされた娘は、これまた哄笑する。そのハイテンションが、作中ずっと保たれているかのような映画である。

 娘は、ある富豪の家に女中に入る。日本の良家の婦人と結婚して、日本人の姓と、ついでに国籍を手に入れた舌の真っ黒な男がその家の主だ。富豪の亡くなった妻の姪というのが、タイトルロールの「お嬢さん」である。その「お嬢さん」の相続財産を狙って、彼女を籠絡して日本に連れて行こうとするのが、女中に化けた娘の共謀者「伯爵」である。「伯爵」を名乗ってはいるが、彼はじつは済州島の平民で、特技の絵の技術も、華族らしい挙措動作も、慇懃無礼で淫蕩ですらある日本語も、すべて大人になってから身に付けたものである。

 この「伯爵」、女中、富豪、それから「お嬢さん」の日本語が、すべて外国語として、そして一種の劇中劇の台詞として発せられる古めかしいものであるので、ちょっと近年まれに見る日本語体験である。

 ところで、作中、立場の強い男が、まるで誤作動しても叩けば再び正しく動き出す電化製品に対するかのように、自分の思うように振る舞わない女子供に暴力を加えるシーンが突然でてくるけど、そういう非道が重ねてなされる場所では、被害者は抗議するとか抵抗するとか痛みを訴えるとか一切しないで、それ以上の暴力が加えられないように無表情を通すこともあるのだろうなと思った。

 さて、富豪と貧乏人、貴族と平民、男と女、騙すほうと騙されるほう。はたして、自分は、どこにいたい?

 

 

筆圧が高すぎる学生のシャープペン問題

数学や英語の記述式の答案で素早くなるべくきれいに文字や数字、記号等を書かなければいけない大学受験生などだろうか。orenzの0.3ミリに2Bの芯とか既出のブックマークコメントにあるように0.7や0.9の製図用で2Bとかどう?

2021/10/17 15:55

 

現代文の出来と国語力は関係ないのか

録音/録画しながらNHKラジオ/テレビのニュース番組を聴くか観るかして、最初はキーワードを拾ってメモして、つぎは箇条書きで3つか4つの短文にまとめて、慣れたら140字程度の概要文を作る。倍速でも試してみる。

2021/10/18 12:25