ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

故障の翌日には用事が山積している

 なかんずくは、洗濯物である。火曜水曜と洗濯をしなかったので、月曜の入浴分からの着替えが3人分たまっている。Tシャツとトランクス、あるいは上下の下着だけのわたしたちと異なり、高齢の人は皆そうだとは思わないけれど、うちの年寄りは、上だけでも2枚か3枚、1日に着替える。

 そもそも、日曜日に消防署の人が来て語ったことでもあるが、高齢者は、空調で室温を下げるのを嫌う傾向がある。1980年代ごろ、「『クーラー』は、身体を弱くする」という言説が公の場でも語られることがあった。とくに、寝ている間の冷房は身体を冷やし、体液の巡りを滞らせるから、たとえば成長期のこどもの部屋に空調など不要であるという。渡部昇一さんの『知的生活の方法』には、まったく違うことが書いてあったというけれど、一種の清貧論として、夏は暑いなりに住まいに風を通したり、打ち水などしたり、冷たいものを食べたりして、秋になるまで過ごそうという姿勢だったのだろう。

 でも、もう暑すぎるの。厭がる後期高齢者の部屋のエアコンを緩い冷房モードで稼働させ、寒い寒いというのでその分は好きなだけ着たらいいといったら、オーバーサイズのフリースのカットソーを常時着るようになった。食堂は、食事の間しかいないから、エアコンを稼働させず、大風量のサーキュレータで風を送るだけにしているけれど、その暑い部屋の中でさえフリースを脱がないのをみると、こちらの額から汗が噴き出す。

 昨年まで、電話では、暑い日の暑い時間帯には、エアコンを使っているとは言っていたけれど、いまとなっては真偽不明である。なんといっても該当月の電気使用量がとても少なく、エアコンを稼働していたとしてもその時間はとても短かったのではないかと推定されるからだ。

 エアコンがその部屋で常時動くようになるまで、一ヶ月以上の攻防を経て、やっと夜間の熱中症で頓死するリスクから解放されたわけだが、本人は、とても恨めしい表情を毎日隠さないでいる。

わたしも取っています。

 はがきと切手を買うのが趣味なので、ときどき文通したいのですが、このごろ出してもなんだか迷惑かなと思うことがないでもないし、ご新規さんに住所伺うのも気が引けて、さびしいですね。