それが、すなわち、このブログに書く中味ということになる。わたしは、日記を書くことが好きなほうとはとてもいえないのだけど、一度始めてしまったのだからと、ほぼ日手帳のオリジナルと5年手帳に日記を書いている。はじめはオリジナル一冊だったのに、5年手帳が出た途端にとびついて、以来毎日2冊書くことになった。5年手帳のほうには、(自分で書いたものだけど)いただいたもののリスト、冠婚葬祭の、特に葬祭についての記事とか、誰々さんの入退院、お礼に送った品目の手控えとか、贈答の記録があるので、かなり便利。この2冊に加えて、WEEKSでささやかなスケジュール管理もしている。
ところで、主な日記2冊には、わたしの感情生活の外部記憶の役割もあるので、あとで読み返して、「おいしかった」「よく寝た」とか「すごくふかふかだった」などと楽しむこともできる。ところが、世は忖度。たとえば鯛の刺身が旨かったことなどSNSにうっかり書こうものならば、四方八方からの槍衾である。でも、未来の自分に読ませる日記だけではなく、少しは、少しだけは、表に出したくなることもある。
そこで、はてなブログである。書いて読んで炊いて食べて眠っての、ぺらんとした毎日を書き付けて、かつてはてなラボにあったはてなボトルに詰めて流すがごとく、リリースする。読まれても読まれなくてもよい。たまに読まれればそれでいい。
2015年7月に毎日書くようにしようと決めてより、今日でだいたい1950日。いつのまにか表のページには出なくなったけれど、西暦でいえばサンフランシスコ条約締結のあたりまで引っ張れた。
今号は物理版のほうを。附録にカレンダーがついているので。