冷蔵庫の奥のほうに一週間強のあいだ鎮座していた豚肩バラ肉。先週、丸鶏を煮て、鍋を移して毎日煮返してけっこう濃いスープストックになったのを十分に吸い込んでいるせいか、肉を調理しようとか食べようとかいうモチベーションがなかなか起動しなかった。なにより下処理に必要な長ねぎの緑の部分がなかった。この長ねぎの緑の部分とか生姜の一かけ二かけとかレシピに書いてある材料は、もし、それを欠いたとしても、角煮とかローストビーフとかシチューという外見は整う。でもそれだけのことだ。レシピに書いてある以上は、がんばって揃えて指示に従ったほうが、たぶんどんな料理でもおいしくできる。週末、ようやく葱が手に入ったので、角煮を作ってみる。角煮というよりは、かなり平べったいタイプだけど。
豚の角煮は、アイリスオーヤマさんの附属のレシピ集通りに。1リットルの水に豚バラ肉を入れて葱のみどりの部分と生姜で15分加圧の下茹で。それから自然に冷めたら豚肉を幾つかにカットして(※)、茹で汁を捨て、酒、醤油、味醂、砂糖と水カップ1で10分加圧。自然に冷めたら蓋を外して中火で5分煮込む。
— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2021年12月25日
このレシピでも、豚肉、葱の緑の部分、生姜のほかは、台所によくある調味料だけなので、葱と生姜は、ぜひ揃えて使ってみてほしい。わたしも、これを土曜の午後に煮て、最初はラーメンに載せて、次の日曜の昼は白ごはんと一緒にして、地味ながらおいしく食べられたので、肉を粗末にしなかった一点に限って、なんだかほっとしました。