目下、服薬量を多めにして一時的に免疫を下げる力を増強しております。ところで、この疾患の罹りはじめは、治療ももっと強ければ検査もたいへん精密で、全身検索の名のもとにいろいろ調べられたり、その後でも数値が少し変な感じならすぐにMRIに掛けられたりしたものです。そう、わりとそのころは、被曝量も多めだったかな。心臓カテーテルもしてもらったし。その流れで、ある検査の前に、身長と体重から、自分のだいたいの表面積を割り出されて、「鞣してみるとこんな感じの面積。（意訳）」と。そんなものだろうかと訝しみつつ、むかし縫いぐるみを作っていた経験から、なるほど一枚の布から自分の身ぴっちりの着ぐるみを縫い代度外視して裁ち出すならば、そのくらいは少なくとも必要だろうと納得したものでした。
だから、すれ違う人の体格は、身長とか体重とかじゃなくて表面積で比較……しているわけではもちろんないです。人間に限らず、ウマでもウシでも、彼我の差は、まずは体高というかおでこの高さで判断するものじゃないでしょうか。
昨冬、餃子を丁寧に包んで、さあ焼こうと並べてあった皿から剥がそうとして、水気がしみて皮がたくさん破れてくやしい思いをしました。30個包んで、15個ぐらい駄目になりました。このごろは、強力粉を皿に厚めに広げておいて、水気を絞った種で作った餃子を並べて、餃子が自分から崩れないようにしています。作業の頻度も増やします。1週間に1度、30個包むより、1週間に2度15個ずつとか3度10個ずつ、餃子を包むようにして、手を粉や皮や餡と仲良しにするように心がけています。
こうやって、自分の表面積が、また広がっていくのでしょうか。
これのハードカバーを買いました。
