ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「引っ越し大名」について

www.asahi.com 「引っ越し大名」とは、かなり以前に杉本苑子の短編集の表題作名にも含まれていたワードであったと思ったら、その『引っ越し大名の笑い』の大名も松平直矩だった。講談社文庫。 上記の映画の原作は下の本。 引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫) …

敷居跨がず異界はすぐそこ

ただいま月刊Flowersで連載中の岩本ナオさんの『マロニエ王国の七人の騎士』の昨日発売の同誌6月号での展開は、同じ作者の『町でうわさの天狗の子』の終盤を思わせる目覚ましさで、強い女の子って頼もしいし、美しいわあとうっとりしてしまった。 「天狗の…

汚れていたら替えてもらえばいい

どうにかこうにか連続で1000日目です。 1か月ぶりくらいに映画を観てきた。途中で気付いたら、オーランド・ブルーム出ているじゃないですか。 unlock-movie.jp 観たいと思っていた『娼年』は、うちのあたりからでは日比谷が一番近いけれど、ここ数年、銀座…

褻のお昼

先日のこと。卵もハムも葱さえなかったけど、かまわずにマルタイラーメンを烹はじめた。マルタイラーメンは、マルタイでももっともシンプルな棒ラーメンで、出前一丁やサッポロ一番の塩味などもっとも飾らない袋ラーメンにさんざん親しんだあと、わたしが行…

ミナペルホネンのひきだしポーチ

追記:こんなのでございます。マーメイド。 www.1101.com いま使っているほぼ日手帳のカバーは、鹿児島睦さんのもの。ミナペルホネンのは、2013年のオリジナルと2014年のカズンを買ったきり。ところで、「まるで抽斗の中身を持って歩くように」いろ…

人には「転機」が必要か

つい昨日か一昨日だったが、トゥギャッターで、「女に大学教育は不要」という言説に多く曝されてきた、はたまた殆ど触れなかったというツイートのストリームを見掛けた。自分のことをいうと、性別と進学を結びつけて語る大人や同年代の存在はまず記憶にない…

膏薬を選ぶ

肩に触れられて、ばりばり凝ってますねえといわれることはあるけれども、その凝りや痛みを自覚することは殆どないまま、もうよい年になってしまった。学校の同窓生の中には、二十代から整体のお世話になる人もいて、肩や腰が痛いまま、机に向かっての長時間…

なんとお次は麻婆茄子

日曜の昼を冷し中華にしたのに引き続き、月曜の夜の主菜は麻婆茄子だった。各種中華味噌その他の調味料をレシピ通りに配しても、いまひとつどころかふたつもみっつも好評にはほど遠いものだから、うちの中華は、基本、Cook Doやその仲間頼みである。いいんだ…

感動パンツにアイロン

ユニクロの男性向け衣料に、「感動パンツ」「感動ジャケット」などと、「感動」の冠のついた品がある。化繊である。パンツのほうをを何着か購入して、着せては洗って、プレスしてまた着せているのであるが。ドライアイロンの高温で、霧吹きを用い、さらに化…

きょうは晴れた日曜日

眠っていて、急に、すとん!と50センチくらいの高さから落とされた感じで目が覚めることがある。そういうときには肝が冷えるとか肝を冷やすというのだろうけど、肝臓は沈黙の臓器らしいので、実際にじわっと厭な感じになるのは胃の腑である。今朝も6時ち…

グランドパーク小樽に泊まると

以前に宿泊して、朝のブッフェを港が眺められるレストランでとれたりして楽しかったグランドパーク小樽。最寄駅は、JR函館本線小樽築港駅です。いま、じゃらん経由のセールスメールが届いて、2人1室食事なしでおひとり5000円未満からのご案内とは何…

急展開に驚く

午前中から机に貼りついていたのに、食事を摂るべき時間帯に、Kindleに入れた新刊の漫画を読んでしまって、おなかは空いているのになぜか食べないほうがいいという判断がはたらく、わたしにとっては珍しい状態になった。 さて、その漫画とは、『食糧人類』第…

ニードルフェルトの「まめぐち」

財務省は、「取引先」としては、財務省設置法に基づいておかれた国の役所であること、競合相手のいない独占的な組織であることの2点においてすぐれて特殊であって、その事務方トップを取材相手として行われる取材という名のお取引は、報道機関の実質的最前…

髪の毛は狸になる

さる土曜に、洗った髪をタオルドライでいい加減に乾かしたまま、竹由来の繊維で帽子を編むことに熱中していたら、襟足近くの一部の毛束が絡まったまま乾いてしまって、軽くフエルト化したかのようにほぐれにくくなってしまった。まるであたまから狸が生えた…

明くる朝の落着点

落着であっても終着ではないし、ましてや祝着できることはなにひとつない。 今回、新潟県知事の辞任の発端となったのは、週刊誌の記事で、その内容は、彼が女子大学生と出会い系サイトで知り合って関係し、お金を渡していたことなどだという。生身の人間から…

食事と飲み物

おむすびに合う紅茶、というのが一時期流行したような記憶がある。コンビニエンスストアで、お昼の食事として、おむすびやサンドイッチを買う際に、それらに加糖されていない、ミルクもレモンも入っていないブラックティーを添えるのである。そういうとき、…

戀とかエロティシズムとか

財務省事務次官のセクシャルハラスメント疑いは、今後の役所と報道各社さらにはマスコミ全体との関わりにも重大な影響を及ぼす事柄であるから、事実解明の手続においても大人の判断で慎重に進めていってほしいとは思う。さて、そして、新潟県知事の記者会見…

長い紐をながい日を観ながら編む

iコードという、毛糸で編む紐を作る。5目編んで、編み地を編み棒の反対側に移して、また5目編んで反対側に移して、というのを延々繰り返す作業なので、一度、WOWOWで観たことのある映画をPCで。The Emperor in August. 阿南惟幾陸軍大臣が、戦争継続を主…

春の日永のパンまつり

ジャムに取り憑かれたような数日分のエントリのついでに最近の朝食事情をおもにポイント集めの観点から抄録。昨年は、Y社の白い皿を2枚受け取れるだけのポイントシールを蓄え、かつ、台紙にポイントシールをきちんと貼付しながら、みすみす交換期限を徒過…

ジャムと漱石と苦沙弥先生とその家族

200gほどで2000円弱のジャムときいて思い出したのが、ほぼ日のジャムで、こちら190gで税込1836円というのもあります(もっとグラム単価のお安い種類のもあります。)。 こちらもかなりおいしいです。素人の台所で果実のより分けから瓶詰めま…

きのうは曇り空

それは、今朝が「春の嵐」に見舞われる前兆であり、ゆえに家族が所用の地で前泊することにきめて、したがって昨夜わたしは「お嬢ちゃんおばちゃん、いまおうちにひとり?」だった。トマトとハムなど食べて、ビール缶を開けることもなく、おそらく20時ごろ…

漱石のジャム

うちの近所にもカルディという食料品店があって、その最寄の店ではないけれど、やはりカルディのある店舗で、家族が濃縮の液体紅茶というか加糖紅茶抽出液のようなものを買ってきて炭酸水で割って一週間おいしそうに飲んでいた。それは和歌山の会社が出して…

平日に編む

アヴリルさんから新しく届いた竹の繊維を使用した糸で優雅に手芸をしていたつもりが、偶々糸の染め色が稲わらを思い出させるものであることも相俟って、だんだんと農家の夜なべの草鞋編みのような気分に。途中まで解いて編み直したら、その部分がまた適度に…

蜜罠策謀の都

『京都ぎらい 官能篇』を読んで、上位の人が下位の者にきれいな女を与えてがっちりと臣従を誓わせるという手法が、京都及びその周辺で繰り返されてきたことが、額田王、常磐御前、後深草院二条、勾当内侍らのエピソードを挙げて紹介されてきた。また、明治の…

阿闍梨餅ふたたび

小豆の品薄を理由に、昨年ずっと髙島屋さん経由の通信販売が困難だった阿闍梨餅。日本橋三越の菓遊庵のあたりにばら売りしているのを見掛けてもご年配がずらりと並ぶレジ待ちの列に加わる元気がなかなか沸いてこないので、また今度目と見送ること数回。先週…

『イノセント・デイズ』

掲題は、現在、WOWOWドラマWで毎週日曜午後10時から放送中のドラマの原作となった作品のタイトル。元交際相手の住居に放火して、その妻と双子の娘を焼死させたとして死刑判決が確定した女性(竹内結子が演じる。)を巡る、およそ四半世紀にわたる幾つもの…

のろまな家事

先週は、木曜金曜とD大学医学部附属病院に通い、土曜は隣町のショッピングモールのようなもので、とんかつ→3coinsをみて→無印良品で買いもののいつものコースだった。大風で物干し竿が支点から外れたり、南蛮漬けにリトライしたりで、おもに衣類の世話が大…

頭が悪い育ちが悪い

他人の行動を論って育ちのよしあしを(たいていは育ちの悪さを)語る人の、表情のいきいきと嗜虐を楽しんで歪むさまをみれば、なるほど人を詰る場合にその生育環境を持ち出すべきではないというのは理解できる。そして、頭のよさというものも、どこが出身校…

ほぼ24時間で2往復

これは、金曜の午後に書いた日記: 別に行き帰り自力で歩いたわけでも、向こうやこちらで重労働をこなしたわけでもない。でも、なんだか頭がぐわんぐわんする感じなのは、ふだん碌に表を出歩かないせい。きっと。 きょうは朝から病院へいった。ターミナル駅…

走れ都営バス

かかりつけの病院へは、電車、タクシー、バスで行くことができる。きのうは、このところ生きるのにどちらかといえば消極的な気分であるので、昼下がりの予約時刻ということもあり、ゆっくりバスで出掛けた。『続日本後紀』の上巻を読みながらバスを待ってい…