ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『令和元年版怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear』

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 昨日は、午前も午後もほとんど眠って過ごしたというのに、夜になってもまた寝落ちしていた。『100日の郎君様』を一生懸命観ていたつもりだったのに、一瞬壁のほうを向いて何回か息を吸って吐いたと思ったら、画面には高島田に似た日本髪を結った女が出ていた。だいたいその間に30分以上が経過していたらしい。

 掲題の通り、長いタイトルのこのドラマは、20年に及ぶ壮大な復讐劇であり、八代将軍吉宗の治世の終盤を舞台としている。大身旗本の跡取り娘が侍女を連れて滞在する別邸が柳島にあり、その座敷の障子に川面のきらめきが反射して映っている。美しい青春。その一瞬の幸福さえ、恨みと奸計の交錯する濃密な闇あってこそのものであると、第一話でわたしたちには知らされているというのに、それでもその娘の恋の成就を祈らずにはいられない。

 旗本の側室・尾野真千子に近付く隣家の子息に柄本佑。『いだてん』で、娘を不幸にしやがってと出征していく婿に掴みかかっていった2時間後に、「色悪」として登場。

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土曜日の買いものと、いま編んでいる腹巻き帽子