ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

プロディガル・サン第20話

 いわゆる放蕩息子の帰宅、ではなくて。

 WOWOWでのファーストシーズン全20話の放送が終わった。優秀な外科医だったが、シリアルキラーとして逮捕され、殺人の罪で長期服役中の男がいる。主人公のプロファイラーは、彼の長男で、その妹はテレビキャスター。「外科医」との間にふたりを儲けた母親は、生まれながらの富豪だけど、社交界からは元夫が起こした事件のゆえに疎外されている。

 プロファイラーは、かなりエキセントリックな性格ながら優秀で、しかし、FBIを解雇される。嘱託で彼を雇い入れてくれたのは、少年のころから一家を支えてくれた警部のいるNYPD。ひとつひとつの事件を解決しながら、大昔に父親の起こした殺人の深部に迫るという筋立てだった。

 1st seasonの最終回は、塀の内側にいる父親と「取引」していた、塀の外を闊歩する巨悪に対峙した結末で、兄妹が、恐怖し、嫌悪し、憎んできた父親の側にはからずも立たざるを得ないという、のろいに充ちた場面だった。「外科医」として収監中でも、世界中の外科医たちに有益なアドバイスを与えつつ、子らにも、元妻にも、なぜかとびきりの笑顔を向ける、このどうしようもない父親以外は、わりとまともな人ばかり出てくるドラマだと信じていたのだが。

 

 

 朝食 パン

 昼食 冷やし中華(のような、つけ麺)

 夕食 カツ丼、サラダ、味噌汁

 

 眠っても眠っても眠れる。