ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

みぞれが顔に打ち付けて、それを

 ハン・ガン『すべての、白いものたちの』の「みぞれ」では、わたしの思うような様ではなく、彼女特有の受容の方法で、この気象現象を身のうちに取り込んでいる。そういう他者のまなざしを介して同じ事象を観察すると、なるほどそのように受け取ることも十分可能であるように感じられ、一種のARのようにも思われる。

 14日は、朝のうちに近所の小さなパン屋さんに出掛け、食パンと、菓子パンを幾つか買って帰宅した。途中でぽつりぽつりと雨粒のようなみぞれのようなかけらが曇り空から落ちてきて、わりと寒い。カットソーにワンピースに厚手のカットソーを重ねて、そのうえに好みのタータンチェックのストールを羽織って、パンの入った袋をもって足早に家に戻ったことである。

 

 トマトは、あれば生のと、カットトマトの缶詰と、それからやっぱりケチャップが予備の未開封1本も含めてほしいところ。オムレツの中身のチキンライスをさっと作るときに、こどものころから仲良しのケチャップがあれば、それだけで心強い。