ドラマ『きのう何食べた?』season2の放送を毎週TVerというアプリを使って観ている。8回か9回めで、シロさんがケンジのやさしさを「玉葱買いにいってくれた」と表現した部分がしみた。つまり、シロさんが現在の部屋でケンジの前に同棲していた、かぼすちゃん(ネコ)の飼い主の「ノブさん」が、食材を使い切ってしまい、シロさんの食べるものがなくなって、いや、それ以上に、夕食を作って食べさせて自分も食べたいという欲求がシロさんの大きな部分を構成していることにまったく理解も共感も示さない「ノブさん」の態度に、シロさんが、地団駄踏みたいような悔しさとか寂しくて泣いちゃいたいような心持ちとか味わったこと、ケンジはよもや知るまいけど。
火曜にNHKプラスで『大奥』season2を観て、金曜に『きのう何食べた?』season2を観て、気がつけば両方10回目をカウントして、おそろしいことに12月も中旬に踏み込もうとしているではないですか。
鷲尾真知子さんが白焼きや鰻重をぱくぱく召し上がるシーン、よかったですね。
2021年の『おかえりモネ』の収録に絡んだインタビューで、西島秀俊さんが、「ここに内野聖陽さんはいるけど、彼はケンジではないんだなと思うと(少し寂しい。)。」という趣旨のことを語っていて、たしかにあのときの内野さんは、東北の頼れる父さんの役柄だったなと思い出して微笑ましかったものです。