ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

Cookiesというフレイバードな紅茶で

 しばらく前のルピシアの福袋に入っていた「Cookies」という名の茶葉。1日は、朝の気温よりも夕方以降の気温のほうが低い日であると聞いていたので、夕食後にミルクティーを作って家族に飲ませようと思った。そして、ふだんはもっぱらブラックティーばかり飲むものだから、いったいなにがミルクティーに合うかわからなくて(アールグレイの大袋はあいにく在庫を切らしておりまして、)、茶葉の引出を漁って、「ミルクティーにも」という説明が書いてあるCockiesを探し当てたのだった。

 多めの茶葉を沸騰したお湯で3分間以上かけて抽出している間に、マグカップの中に2センチか3センチの深さに入れた牛乳をレンジアップした。そこに紅茶をじゃーっと注いだら、ココアの入った、もろもろしたタイプのクッキーの匂いがたしかに立ちのぼってきた。ほんとうに焼き菓子のような芳香が茶葉についているようだ。

 一煎目ので作ったミルクティーをそれぞれの部屋にいる家族に「飲みなさい」と配る。わたしの強制ウォーターローディングや果物の「押し配り」は総じて評判が悪いのだが、冬の暖かい飲み物についてはわりと歓迎される。年寄りも年寄りでもない人たちも、熱々のお茶ならば、たいていはおとなしく口にしてくれる。

 わたしは、二煎目の冷めたのをストレートで口にしたけれど、なおクッキーの余香が漂っていた。これを作る途中の釜は、さぞかし菓子菓子した匂いを振りまいていたことだろう。