ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

胡瓜が逞しくしかも夥しく収穫されるものの

 ふつうの直径が20ミリ、長さ180ミリ程度の胡瓜ならば、年中切らさず台所にほしい。薄くスライスして塩水に漬けて絞り、サラダにしてもよし和え物にしてもよし。このごろベランダで収穫されるのは、直径が40ミリ、長さ300ミリより大きい代物で、それも一度に2、3本穫れる。どうにも培地がよいのと日照、水やりに恵まれ、塩化カリウムもたっぷりという条件が揃ったために、それだけの大きな胡瓜がどんどん台所に出現するらしい。

 胡瓜とトマトならばいつまででも食べていられる自信があるけれど、相手は食物繊維たっぷりの「水」だ。ものには程度というものがある。そして、目下わたしの胃腸は停止中で(結局、また止まった。)、饑いながら敢えて動かそうともしていないので、胡瓜という水気たっぷりの野菜の処遇にやや苦慮する場面も増えた。

 一部の地方では、20ミリほどの厚さにスライスした胡瓜を半日ほどかけて干して半乾燥させ、炒め物や煮物にして食べることもあるという。胡瓜の炒め物の花椒風味のなどおいしいとは思うけれど、さすがに毎食は難しそう。なにかよい策はないものか。