きのうは、iPadで日本語字幕だけの『フォートレス/虚構の楽園』の欠落部分を観ながら、iPhoneのNHK+でNHK-Gでの討論会の中継を日本語同時通訳で聴く、というのを横になって試みたら、3分経過ぐらいで意識が薄くなっていってところどころで眠ってしまったようだ。どちらかひとつ観る/聴くだけでも、十分に無理ですのに。
NHKの用意した同時通訳さんが複数人おいでだったけど、いずれも女性だったように思う。そうではなかったかな。候補者2名と司会者2名の合計4名、女声だけでなく男声を、とまでは言わないけれど、たいていの人は問題なく聞き分けられたのかな。技術的に加工することによってより識別しやすいように対応するのは、同時通訳では難しいのかしら。
あとでABCのサイトからイシューごとに切り分けてくれたのを英語で聴いて、大統領候補者としてのテレビ討論がはじめてのハリス氏が、前職経験者で、大統領選3回目のトランプ氏の繰り出す刃をどこまで受けて立つか、それを観るのがもっぱらの目的の討論会だったように感じた。こんなに短い選挙戦ではあるが、まだ内容には十分に立ち入れていない。
これから投票日まで、ハリス氏がどこまで具体的に分厚い中間層の現出のための政策を語れるか、そしてそれをどのくらい有権者層に信じさせられるかが大切なのだろう。
討論会終了後、テイラー・スウィフトさんが、わざわざChildless Cat Ladyと「称号」をつけて、カマラ・ハリス候補支持を表明した。「こどものいない、猫をかわいがる、風変わりでみじめな女性」を貶めた共和党の副大統領候補に当てつけた「称号」で、わざわざ女性だけに宛てて子のあるなしで社会への責任感の有無を測ることの愚かさを説く、有効な「卑下」に見せかけた自称だ。