ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

野菜とつきあい、食べて、老いていく

 ビタミン菜という固定種の種を買った。これをベランダのプランターに蒔いてもらって朝の汁の実の足しにする。小松菜は、この地方にぴったりの品種の種を昨年突きとめたので、それをまた栽培してもらう。「蒔いてもらって」「栽培してもらう」と、「もらう」と続けているのは、わたしが薬理性の免疫低下の人間なので、いきいき微生物たっぷりの培土に触れられないからだ。豆類と花卉は後期高齢者に、野菜一般はその他の家族に播種から収穫まで依頼しておいて、自分がするのは1回10リットル前後の台所からベランダまでの水汲みぐらいである。それでも、夏は、何往復もしたものだ。

 

 

 きょうは、生協の実店舗で大根1本が税抜198円だったようだ。ついに200円を切った。こうなると、1本398円のOisixの夏大根を考えに考えて1週間かけて1本使っていた頃にはもどれない。おろしても、しりしりにしても、煮ても、酢で和えてもおいしい大根なので、1本198円ともなれば、1週に2本弱は確実に使う。白菜や小松菜も、朝のうちに軽く茹でて胡麻で和えたり、燻製マヨネーズを添えたりしてたくさん食べよう。大根白菜小松菜、そして菠薐草や少し珍しいところで野沢菜が手に入りやすくなると、もうこれから桜の季節までは、肉や魚は少しだけでいいかという気分に、少なくともわたしは切り替わっていく。先週、神戸ビーフの駅弁を食べておいて、しかもその数日後、朝から海鮮丼まで平らげてなんであるけれど、肉や魚を食べたからといってただちに身体に異変をきたすわけではないけれども、異変すら意識しない程度に平穏に過ごそうと思ったら、菜食でしかも7割程度の満足でちょうどいいのだ。それが初老というもの。

 亀戸で、あるいは札幌で、120gのロースカツ2枚、ぺろっと平らげました、なんて、かつてのはてなダイアリーに書いていたのは、きっとパラレルワールドで生きているわたしだったのでしょう。

また朝からお菓子を買いに出掛けた