ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

ふだんのひとりの昼食は

 むかし、トーストをしない、袋から出したなりの食パンに白砂糖を振って食べるというのをときどきやっていた。小学校か中学校のときだ。あるとき、台所の中で白砂糖の置き場が変わっていて探すのも面倒だったので、6枚切の1枚を皿にとって、そのままテーブルにもっていって飲みものも用意せずに食べ始めた。いけるな、と思った。それ以後、食パンの上に白砂糖は振らなくなった。いま、1斤が200円くらいする食パンが、当時は、100円かそこらだったろうか。朝は、ごはんと味噌汁で、昼夜ともごはんだったのに、なぜか家にはいつも食パンかロールパンが1袋かそこらあった。わたし以外にいったい誰がいつそれらのパンを食べていたのだろうか。

 さて、現在。夫が出社して、平日の昼にひとりで食事をする段になると、このごろわたしは思い切り手を抜く。スパゲッティを数分茹でて、お皿の上で和えるだけのソースで食べるのなど、丁寧なほうだ。冬の間は少し炙っていた食パンを、温かくなってからは6枚切の1枚をそのままがぶりとやる。自分への戒めというか嫌がらせというか、ほぼ日手帳オリジナルに毎日つけている朝昼晩その他の食事メモの昼の項に、「食パン6枚切1枚」とか「食パン(焼きざまし)」などという記載が増えてくる。素麺とか蕎麦とかひとりでも食べていたときはよかったなと思う。

 たとえ炭水化物だけ食べていても、昼だけならば、……ああ、やはり駄目かな。

カルボナーラと称するパスタ。