ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

吉野家の牛鍋ファミリーパック

 めし茶碗にめしのみならずおかずを一緒に盛るのは、室町時代にお坊さんの修行中の食事として始まって、そのうち江戸の職人が手早く食事を済ませるための丼物に発展したとは、ものの本で読んだ気がする。ともかくわたしの牛丼歴は、20歳前後に始まった。

 いつも出前館で牛丼系を注文するときは、めしを自宅で炊いて、牛皿を3人前とか注文し、一緒に漬物やキムチの小鉢も頼むけど、今回は、吉野家さんに期間限定で「牛鍋ファミリーパック」があったので、こちらを。

 

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 牛皿ではなく、牛丼のたれで牛肉を煮込んだものであるので、玉葱には出会いません。これを中年世帯のお昼で分け、おいしいけど量が多かったせいか残ったので夕飯でも少し食べて、さらに容器の底に残った牛脂の溶け込んだ甘辛い汁に濃口醤油を少し足して、糸蒟蒻を10分ほど煮込んで一晩置いて。

 この年になると、見所のある煮汁は、そのまま廃棄することなどできません。関西の奥さんたちが、冷凍室の牛乳パックに残った出汁や煮汁、はては味噌汁などをどんどん上から足して保存していって、お好みを焼く前日に冷蔵室に移して、漉したり漉さなかったりして、粉を溶くというエピソードが身近に感じられます。

 このシミシミと作った糸蒟蒻までもおいしかったので、出前館だと電子レンジ対応容器で届く牛鍋ファミリーパック、吉野家さん、どうか定番化してくれないかなあ。

 

 

 

 この週末に買った調味料。胡瓜のスライスに白だしをほんの少し振って軽く揉むだけでおいしい。1.8リットルは、業務用なんてかいてあるけれども、うちは家族全員が三食家で食べることが多いので、醤油も酢もみりんも酒もけっこうあっさりなくなってしまう。この白だしも、おでんにつかったり大根炊きにつかったりうどんそばにつかったりして、年内もつかどうか。もたないな、きっと。

 牡蠣だし醤油は、はまちのりゅうきゅうを漬けるときに酒と等量で割って使ったら、かなりいつもの九州風のヅケ汁とは違った味わいに。これはこれでおいしい。

 

最初にして最後の茄子