ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

じんわりと寒い節分に立春

 凍れる暁闇に身に沁む寒さを感じることが重なったので、電気膝掛けを連れて寝る夜夜が増えた。この膝掛けは電気代が最大で1時間に1円か2円のすぐれものであり、これに掛け布団をかけて隣に潜り込むととても暖かい。ただし、この暖の取り方には一つだけ問題があって、とても喉が渇くのだ。起き抜けに机の上に置いたコップの水に真っ先に手が伸びるほどに。

 膝掛けを遠ざけた日は、寒いし、それなりにただでさえ乾燥しているので、たびたび夜中に目が覚める。だから、あいかわらず午前中に補いの眠りをとって、ゆえにあまり身体を動かさないためか、おなかが空かない。自然な流れで、食事を抜いたり、食べる量を少なくすると、こんどは動けなくなる。身体は、動いたとしてもとても遅いし、頭のほうもものごとを間違いがちになる。

 しかし、これはなにも冬に限ったことではない。夏も寝つきがよくないと、日中や宵の口に寝るし、食事に問題が出て、太ったり痩せたり胃が荒れたりする。身体や頭も、それなりにのろのろしがちな頃合いである。

 とりあえず、何か食べないとな。

 

 マガジンハウスのクウネルに掲載されていた短編小説が、ぎっしり。30歳を過ぎたあたりの女の人の一人称による恋愛回顧が、いとおしい。