ぴょん記

りんご、いただきました。

『鎌倉殿の13人』第18回

 冒頭、清水冠者義高が父の命により処断されたことに気付いた大姫を元気づけようと八重さんが心を砕く。大姫からみた八重さんは、母方からみれば、祖母の妹の大叔母であり、同時に、叔父義時の奥さんである。そして、父方からみれば、頼朝のもとの奥さんで、八重さんと頼朝との間に生まれた(のちに伊東祐親という八重さんの父親があやめた)千鶴丸は大姫の兄である。「太姫」から「厚姫」を連想し、比企能員の奥さんを演じている堀内敬子さんがかつて『篤姫』のパロディで「厚姫」に扮したの思い出したひとはどのくらいあったろうか。

 さて、八重さんがお顔に自分で付けた墨だが、きっと松煙墨のよいのが上級武士層で当時用いられていただろうけれど、とはいえ、ここは鎌倉。どういう製法で作られた墨かはわからないけど、八重さんもずいぶん思い切ったことをなさったものだ。

 わたしには、今回、梶原殿の九郎義経に向ける心が、西日本にいたときの共感や讃仰から、一足先に帰鎌してのちの冷たいものに転じる過程が、やや掴みにくかった。この回では、『自分は九郎御曹司とここまで厳しく対立しております、そのうち強いお咎めを被って罰せられることがあるでしょうからその前に軍監を解任して鎌倉に呼び戻してください。』と現地から強く訴えた梶原殿はいない。その代わりに存在するのは、たしかに戦の当座は、九郎義経の挙げた成果に心から感動してはいたが、鎌倉に着くや否や、頼朝とその周囲が発する九郎に対する冷ややかな空気を察して速やかに身を処した冷徹な梶原殿がいる。それは、あまりに現実的で、やがてかなしいですね。だけど、そうして生きていかなければ、たちどころに首が飛ぶ世の中ですから。

 ところで、蒲殿が比企の尼の婿である安達藤九郎盛長のうちの婿になって、比企との縁を結ぶエピソードはあるのかな。

わたしの2番目と3番目の信三郎帆布かばん。

 1つめは、髙島屋のチャリティで企画品を。