ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『鎌倉殿の13人』第34回

 畠山重忠は、北条時政の娘婿であるのに、今回、時政は、彼を討つことを想定して、三浦義村に、畠山は三浦義明という、義村の祖父を滅ぼした張本人であるから憎かろうと水を向けている。義明が戦没したのは、1181年の石橋山の合戦からすぐ後なので、1205年時点では、もう四半世紀も昔である。その長い間、同じ鎌倉府の御家人として畠山は三浦とも協働してきたというのに、いまさらこれを攻めようと古い恨みを持ち出す時政に平六は一応よい返事をしておく。ふだんは親戚の気のいいおじさんでも、そこは別家の板東武者。義村にとっても、伸るか反るかの時である。

 さて、義時の三番目の奥さんのはなしである。有力文官の孫娘として紹介された娘は、きのこを喜んで受け取ったが、その裏の顔を義時の息子の泰時に知られてしまう。これはものすごい継母がくると、実母と前の継母を慕う泰時(なんてやさしい子だろうね。)ははげしく戸惑うのだが。彼女を強く推した八田殿になにか企みがあるとも思えず、和田殿の別邸で巴御前の給仕でジビエの鍋。仲良しなのになあ。(400字)

 

 サーロインステーキにも、合います。