ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

味噌汁の出汁

 身内の後期高齢者との同居が始まって2年弱、それまでにしなかったことで毎日のルーティンになったことは山ほどあるが、そのうちのひとつが、「毎朝、味噌汁を用意する」というものだ。

 それまで朝はパンとコーヒーと卵ぐらいだったのが、ごはんと味噌汁に卵になった。しかし、ほかの家族がやはり朝はパンがいいというので、ごはんと味噌汁と卵と、パンとコーヒーと卵の2種類の朝食を準備することになった。ちなみに、味噌汁は全員が啜る。なお、わたし自身には、昼夜と同じく、朝もなんでもいいし、昼まで食べないでいても構わないという傾向がある。

 その味噌汁。お湯に溶かして味噌汁のベースになる出汁の素は、と、ここでは粉末あるいは顆粒の出汁の素を使うのが前提にあることをあらかじめご了承ください。昆布はともかく、鰹節を使い始めると、手間以上にコストがものすごいもの。

 最初は、AJINOMOTOさんのほんだしやその仲間を使っていた(減塩タイプもある。)。そのうち家族が食塩不使用のリケンさんの昆布だしや鰹だしの顆粒をみつけてきて、知人の管理栄養士さんのお奨めでもあったので、日常的に使うようになった。スティックに入っていて、1本で味噌汁3回分の出汁を給するありがたい顆粒である。

 

 お湯にこれを解いて、そこで汁の実を煮て、味噌を溶かせば、味噌汁になる。風味もなかなよい。AJINOMOTOさんのほんだしの仲間よりは少々高価であるけれども、うちの後期高齢者は加齢により、わたし自身は薬の副反応で、腎機能がすぐに怪しい方向に傾くために、食塩不使用が心強い。

 ただし、これのスティックを開け、少し使い、袋の口を絞って次回に備える、を繰り返しているうちに、もっと景気よくいろいろな料理に多用したい気持ちが次第に大きくなっていった。煮物とか、昆布だしか鰹だしをどうしても1本丸ごと使ってしまうから。

 そこで、今回から大袋を買うことにした。これを空き瓶に移して計量スプーンで掬うことにした。

 

 

 袋ごとひっくり返したり、チャックが甘くて湿気させてしまったりするリスクは自分が負うのだけど、これで圧倒的に単位量あたりの出費が抑えられることになった。