ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

宇宙の渦の端っこを掴む

 藤井聡太七段の対戦をネットテレビが実況中継していて、それが大きいテレビの画面にだいたい1日映っていたので、それを観たり聴いたりしながらこちらも終日だいたいうつらうつらしていた。

 大河ドラマ麒麟がくる』で、美濃では光秀の実家の母と叔父が囲碁をしていて、尾張では信長の弟と幼い家康が将棋の盤を間に挟んでいた。一般に、将棋は局地戦を戦うもので、それに対して囲碁は大局観を養うものだなどといわれる。このテーゼが正しいかどうかは別として、土岐の支族といわれる明智の家で囲碁が好まれ、尾張の新興軍閥の織田の曹司住みが人質の子相手に将棋を指すのはエピソードとしてはよくできている。