ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

たこ焼、焼いたのですよ

 先日、お好みのサイドディッシュのエントリを書いたのですが、月曜は、ようやく涼しくなってきたので、アイリスオーヤマの電気たこ焼器を棚から下ろして、たこやきを50個ほど焼いた。粉500gで約100個ということは、あのたこ焼1個の中に粉は5g程度しか入っていないということで、いわゆる粉もの商売が元手を多くもたない庶民にとって少なくともかつては参入障壁の比較的低いビジネスであった所以が窺われる。現代では、テナント代や人件費、食品衛生法規の遵守のための費用等がなかなか馬鹿にならず、気安く新規開業できる業種でもなくなっただろうけど。

 わたしのパウンドケーキなんて、150gのミックス粉を使ってケーキ1個しか焼けないよ、などと思いつつ、計量の手伝い。粉100gあたり水350mlなので、粉250gなら水700mlと175mlじゃない?と動物的な倍数計算を繰り返しつつ、粉と水と卵でタネ。野菜を入れてもらうことにして、キャベツと九条葱をぶんぶんカッターで粗めに刻んで、あとは紅生姜。小エビ、揚げ玉、蛸、プロセスチーズなどは、たこ焼器プレート面(以下、「フィールド」という。)にたねが広げられたあと、わりとばらっと上から撒く。なお、うちのたこ焼器のフィールドは4行6列の24個編成だけど、四隅の4個分は、どうしても当たる火力が弱めになる。電熱線だから。

 少し生地が固まってきたら、半生どころかほとんど生のたこ焼を竹串でそれぞれ半起こしする。できた空間にフィールド上のバリの部分に残ったたね等をばんばん落とす。あとは適宜ひっくり返したりして球形に整えて焼き色もつけていく。

 焼き上がったら、たこ焼ソース、青のり、削り粉の順にふりかけて、マヨネーズなども好みで添えて、わりとのんびり食べる。急いでも一挙にたくさんは焼けないからだ。

 ……おかしいな、50個分の粉だったのに、人数割りの分よりたくさん食べてしまったような気がする。

 

 

 

 うちのは、下のタイプの24穴の旧型だけど、焼肉プレートのほうは火力調整の利かない獰猛な仕上がりなので、たこ焼専用器になっています。