Soup Stock Tokyoさんの定番のスープに、オマール海老のビスクがあります。この濃厚なスープは、東京ボルシチと並ぶわたしの好物で、よくお店に寄らせてもらっていたころにはこれを注文するたびにもう半分だけお代わりしたいとしばしば思っておりました。
いつのまにか無印良品からレトルトでビスク鍋のソースが出ていた。これは、レトルトの中身にほぼ倍量の牛乳を加え、なるべく分離しないように加熱して、その鍋汁で火の通りにくい具材から順に加熱していくという、ごくシンプルなレシピで。
作ってみようと思い立ち、まず調達したのは、えび。それも手間いらずのむきえび。ふだんは、一年に一回もえびに触れない。海老フライも、たぶん食べない。そのくらい馴染みのないえびだけど、今回は避けて通れない。ちょうど生協さんの宅配で、エコシュリンプの特集があったので、これはビスク鍋せざるはなしと心に決めて、えびが届く週にビスク鍋のレトルトも届くように調整した。
使った具材は、キャベツ、玉葱、しめじ、小松菜、ミニトマト、豚バラ肉、そしてむきえびで、メーカー推奨の〆は、めしとチーズで作るリゾットだったけど、なぜかDONQのバゲットを鍋の汁に部分的に浸しながら食べるスタイルに落ち着いた。
たまに好みで仕立てて食べる分にはおいしい鍋じゃないかと思いました。毎週とか隔週とかで食べると、飽きがきそうでかえってもったいない。ちなみに鍋の半分は翌日の昼まで残って、これはこれでおいしく平らげました。海老のビスクをお代わりする夢がかなった!