始終激しく咳が出るわけでもないけれど、微熱というより、もう少し高めの発熱で身体を動かすのが大儀なので、先日また手続きしてしまったkindle unlimitedで雑誌や小説をiPadに落として、眠ったり読んだりしている。
いまのPOPEYEは、高校生とか大学生の、おもに男の子が読む雑誌なのだろうか。むかし、コスモポリタン日本版のことをわたしの同級生は男もそして女もよくわからないといっていたが*1、わたしには、POPEYEの誌面に現れる男の子たちが、いまもむかしもまるでお伽話の世界の王子さまや近衛士官のように思える。ともあれ、この特別編集号は、それまでの連載インタビュー記事などを集めたもので、もちろんおおもとの「二十歳のころ」について書いた立花隆さんへもきちんとご挨拶をしている。
二十歳のころ〈1〉1937‐1958―立花ゼミ『調べて書く』共同製作 (新潮文庫)
- 作者: 立花隆,東京大学教養学部立花隆ゼミ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/12
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二十歳のころ〈2〉1960‐2001―立花ゼミ『調べて書く』共同製作 (新潮文庫)
- 作者: 立花隆,東京大学教養学部立花隆ゼミ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/12/01
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「何者」かにならなかった大人にだって、それなりのレゾンデートルがあるわけで、考えること悩むこともそうそう無駄にはならない。でも、それが分かるころには、二十歳なんて、とうに過ぎている。
*1:それも宜なり。だって米国版の記事をそのまま翻訳したのも載っていたくらいだから。