ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

舞茸の酵素が肉の繊維を切れやすくすると

 そういう理由で、牛肉と舞茸を赤ワインで15分ほど漬けてから圧力鍋で加圧するというのを去年の晩秋に何回か作っていたはずである。それを今年もやってみようと、買物に出る人についでに舞茸を買ってきてと頼んだところ、かなり大きなパック入りを求めてきてくれたので、まずは少しずつ朝の味噌汁にちぎって加えていた。そうこうするうちに、生協さんの宅配で届けてもらって保存していた牛肉もいい感じに熟れてきたので、牛肉と、舞茸、それに根菜類を煮ることにした。

 黄爵という名の男爵の甥のようなじゃがいもは、別にレンジ蒸しにしてバターを添えて出すことにして、ほかのものを10分加圧した。煮られて赤ワインのアルコール分が圧力鍋の蒸気噴出口から出てくるのが、流しに立ったわたしの鼻腔を直撃して、ものの2分でできあがりそうになったので、退散退散。加圧が終わりそうなころに戻ってきて火を止めたけれど、このあとドミグラスソースとか加えて煮込めばいいのだったか。

 

 今回は、ガスに掛けた圧力鍋を使ったけれど、電気圧力鍋で作った肉じゃがって、ほんとうにどうしてこれでこうまでできるの、と不思議になるほどおいしいんです。