ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

外出もしないし映画も観ないし

3月2日から春休み前日まで小中高に臨時休校要請が出た。のんきに週末に観にいく映画を選んでいたけど、易感染性の高い人間にはそれすら冒険であるかのようなムードになってきた。街に出掛けて自分がなにかに感染しても、治るまで家でひとりで寝てさえいれば…

夕食後のゴトゴト

金曜日の夕食は、蒸かした肉まんと、大根のスープ。届いたばかりの大根の葉と、身の上から6分の1を取り、葉は微塵にして、身は銀杏、それも薄い銀杏にする。それをコンソメの汁で煮て、しまいに葉を加えてしばらくまた煮て。食べるときに、白菜キムチの熟れ…

豚ロースを焼く

700g弱の豚ロース肉、端から1枚120g見当でスライスして4枚取った。それに焼き縮みの起きないように表裏にざくざく切り込みを入れて、バットに紙を敷いて肉を並べて上から塩ふってしばらく置いて。 鍋に胡麻油を熱して、片栗粉をポリ袋に入れたところに肉4枚…

卑近で、鄙事ともいうべき、なにか

わたしは、たまたま中年の入り口で、寝込みはしなくても外で働くのに適さない種類の病人になってしまった。それで、家にいて、できる範囲の仕事を受託して、残りの時間は、めしを炊いたりアイロンを掛けたり、家族と自分のためだけの雑用をして過ごしている…

子らの元気に跳ねる早春は遠く

今月は、29日で終わり。わりと早く月末がきた。それなのに旅行に出掛けたり片付けをしたりでうかうかしていたら*1、連休明けすぐが各種支払の口座引落日になっていた。朝のうちに記帳に回った。 みんな不足しているというマスクをきちんと掛けて、俯きがちで…

鮪たべたし赤身のヅケを

きのう、ダーウィンが来たでマグロたくさん観ちゃったから、食べないと。— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2020年2月24日 サカナくんが、葛西臨海水族園をはじめとして、鮪の現場でレポートしたり、東京大学大気海洋研究所の先生が鮪の背びれにモニターを…

『夢の浮橋』

まだ20代の半ばのころ、埋立地の古書店で倉橋由美子『夢の浮橋』の、たぶん初版本を手に入れた。『シュンポシオン』も、初版本ではないけれど、古本だった。『城の中の城』は、図書館で読んだきり、そして、『交歓』は、文庫本の新刊として手元にきた。 これ…

布団に埋もれて過ごした土曜日

きょうは、都合により、朝食と昼食の準備をしなくてもよい日。昼が過ぎて、そろそろ自分もなにか食べようかと思ったものの、胃が動かない感じで、炙っていない6枚切の食パン1枚を、ゆっくり時間をかけて食べたあと、またベッドに吸い込まれる感じで寝て、覚…

手紙を書く、小包を作る

縁戚の婦人にお礼の手紙をしたためたり、すごく小さなものを友だちに送るための小包を作ったり。 手紙のほうは、便箋は、丸善の青い表紙の縦書用箋で、これに万年筆でと決めているので、文面や文字の出来はともかく、早めに書き上がった。京都国立博物館のミ…

バルクで現れた洗濯物

一貫して所在不明だった、約七日分の洗濯物がついに捕獲された。なんと洗濯槽に身を潜めて洗浄を逃れていたと供述している。— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2020年2月19日 旅から戻って眠り続けていたり仕事に集中したりだったので、今回の洗濯物は、わ…

〆切明けのあさぼらけ

宇治拾遺の、越前敦賀の長者の遺児が観音を信仰したおかげで急場を救われて困窮から脱した話、しまいまでざっくり話せてよかった。— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2020年2月19日 敦賀の金持ちのひとり娘、親が自分の亡くなった後も苦労しないようにと婿…

終日、机に向かっていた

朝、台所で洗い物を済ませてから、夕方に食事のデリバリーを受け取るまで、ずっと仕事をしていた。各種製剤で胃が荒れている時期でもあり、昼は偶々家にあったバナナ1本で済ませた。先週は5日連続で朝も昼もフルで食べて、しかも夜に極めつけに重いのを食べ…

日替わり弁当、置いてはいかが

帰宅してからというもの、連日、ネットスーパーのお世話になっていた。その主たる理由は、わたしが朝な夕なと寸暇を惜しんで眠り続けていたからだが、3日めには、惣菜のコーナーで頼むべき弁当の種類が弾切れになって、しょうがないからご飯を炊いて刺身で食…

わたしもとてもつらかった

右足親指の爪の内側が巻くようになって、爪ぐらいの硬さの構造体を削る道具なら山ほどある家なので、たまに皮膚を数層削り込まれてはうめきながら大まかにいえば爪切りをしてもらっていた。 今回も旅行の前に脚の指のキュアだかケアだかを済ませた筈なのに、…

旅疲れの土曜日

ネットスーパーで惣菜を注文するところで力尽きて、あとはぐうぐう眠っていたような気がする。 額田女王 (新潮文庫) 作者:井上 靖 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1972/11/01 メディア: 文庫 電車で移動しながらでも本の補充ができるのが電子書籍のよいと…

雪を看るには数日早かった

今年も、また、温かい冬だと思った。朝、ホテルの食堂で朝食をとってから、少しゆっくりして駅へ向かった。 今回の宿泊先は、宿泊先検索サイト「じゃらん」でいうと「ハイクラス」には含まれるけれど、全体に小体で、しかも町家のユニットを崩さぬほどにこじ…

四日目は歩いて朝食

前にひとりで宿泊したことのある、泊まり先と同系列の宿の朝食が忘れがたかったので、夜来の雨も止んだことだし、歩いてそのホテルまで。 わたしもようやく少しばかり分別がついてきたので、ブッフェでも少ししか取らない。ただし、トマトと、つねに不足を感…

平日午後に満席なのは

www.parasite-mv.jp 午前中に美術展を観て、そこから以前から気になっていたカフェに寄って、おいしいお昼の定食を。餅を買って、商店街のなかにある映画館兼カフェでお茶をのんで、バスで別の映画館へ。 『パラサイト』は、オスカーを獲った直後とかで、中…

4泊中の初日

時節柄、詳細には書かないつもりだけど、今年もまた数日間の休暇旅行に出た。いつものホテルで、予めアップグレードされている客室や、広い浴室で存分に寛いでいた。このところ、新型肺炎関連の用心のため、1日500歩しか歩かずに毎日過ごしていたのが、急に…

朝早くから待っていてくれた

6年も前に一度だけ、早朝の空港行きタクシーをお願いしただけなのに、電話番号でこちらを判別し、待ち合わせ場所を前回と同じでよいかときいてくれた親切な日本交通のタクシーセンターさん。待ち合わせ当日の朝も、約束の時刻より10分以上早く、敷地ぎりぎり…

誰とも繋がっていたわけではなかった

数年前、わたしはそのように感じ、そして、誰に対しても無答責であることにかつてないほどの解放感を覚えた。そう思うに至ったのは、とても個人的な行き違いが契機であるからここでは書かないけれども(関係者を庇っているわけではなく、詳しく述べないこと…

残らないカレー・残せないおでん

きょうは、食品宅配でおでん種が少々届いたので、いつもの土鍋に控えめな量を煮ることにした。とはいえ、卵喰いが出るので、卵は4つ茹でたし、わたし自身は蒟蒻荒しだから、蒟蒻も1枚を6つに切って入れた。どうしても炊いた次の日以降に持ち越されがちな大根…

6日から低温で

昨日、晴れてはいたけれど北風びゅうびゅうで、夕方、郵便受けを見に行くときに、思わず「光の、春。」と呟いてしまったほど。西日はとにかく明るくきらきらきらしいのに、体温をたちまち奪う気温の低さと烈風。緒形拳演じる大黒屋光太夫がエカチェリーナ女…

きょうも昼は餅

ヨモギ入り2個に、白い餅1つ。ぷっくりと膨らんで一瞬こころが温かくなるが、大きく見えてももとの餅が3個であることは変わらず、膨らんだ表皮の部分の下は、空である。それでもありがたく、大切に大切に、なるべくゆっくり食べる。あいかわらず餅は餅のまま…

明晰でもなく、網羅的でもなく

日記やブログに備忘以上の何らかの意味をもたせようとすると、その企てがうまくいってもいかなくても、いずれ書くという営為の単純さからは遠ざかることになる。現在のわたしにとって、書くということは、備忘、記録以上の意味は殆どもたないので、このブロ…

『マザーファーザーサン』最終話まで

アメリカの鉄鋼業者の息子が長じてのちイギリスのメディア王となり、その期待を一身に負った息子が壊れ、その母親をも巻き込んで、家族の修復をめぐる長い物語が綴られる、と油断して観ていたら、全体の半分以上は政界スキャンダルに関するドラマだった。宗…

「りんどう」はこんな色だった?

わたしのふたつの目の水晶体は、稼働開始年が数十年離れているので*1、見る対象が同じものであっても、右眼で眺めるほうが、左眼で見るよりもより鮮やかな色合いに映る傾向がある。右眼の水晶体は、とても新しい。だから、右と左を交互に瞑って、この「りん…

新しい神話におけるデスマーチ

寝る前にiPadでいろいろ読む。漫画や、太宰治などの小説、そしてSF。『三体』をそろそろ読まないととは思うのだけど、なかなか手が出ない。読めば必ず面白いことはもうわかっているのに。 小川一水の短編集で、小国の第六王子に生まれて、膂力や容姿に恵まれ…

2019-nCoVは、続く

そろそろ映画を観に行きたい気持ちもわいてくるけれど、盛夏、真昼の催しに出掛けて感染したらしい帯状疱疹がその後何年も神経痛のかたちで残留しているのを思って自粛。わたしの身体は、治療のためにのんでいる薬のため、易感染性が高いらしいので、風邪も…